家族の思い出が刻まれた、長い間住み継がれてきた住まい。まだまだ住めるし、取り壊して新築にするにはもったいない。けどこれからの季節寒さが気になる、何より地震が心配・・・ またこれからの時代、環境のことも考えると、新築にするかリフォームにするか、とても悩むところ。そこで今回はリフォームでみごと問題を解決した住まいをご紹介します。
築ちょうど30年でリフォームを考えたきっかけのひとつは、やはり耐震だった。耐震診断をしてもらったら「これでは大きな地震が来たら、倒れてしまいますよ」とのことだった。たまたま友人の家に遊びに行った時、これはいい家だなあと思い、その友人に紹介してもらったのが五十嵐木材さんとの出会い。「地元にもこんなにしっかりした仕事をする工務店があるなら、ぜひ一度話を聞いてみたいと思った」と語ってくれたKさん。
以前の家は基礎に鉄筋が入っておらず、壁がなければ支えられない状態だったとのこと。五十嵐木材では、「FPの家」のオリジナルウレタン断熱パネルを使うことで、大黒柱を残し、3部屋あった間取りを開放感のあるリビングダイニングのひとつの大空間にして、3世代が自然と集まり憩える場所にリフォームをした。
「FPの家の特長は耐震の他に、断熱、遮音性にも優れていること」と五十嵐社長。Kさんの希望は「子供達にはとにかく暖かい家に住んで欲しかった」とのこと。リフォーム後は蓄熱式暖房機とサブ的にフル暖エアコンのみにし、省エネも考えて、ほぼオール電化にした。「これでこの冬が楽しみだ。五十嵐社長の嘘が本当になるんだ」とKさんは笑顔で語ってくれた。またKさんの家は国道沿いにあり、騒音がとても気になっていた。しかし取材中も時折換気システムの換気扇の音が聞こえる程、外の音は全く気にならなかった。
当初新築も考えたというKさん。「しかし、これから孫たちが教育費等でお金がかかる時、新築でお金をかけてその後の生活に余裕がなくなるより、リフォームで子供達家族が安心して暮らせる家にしたかった」と。家族のために何が一番良い方法かをとことん考えて、そのKさんの思いに「FPの家」で安心と快適を実現した五十嵐社長。さらにこの家のリフォームには木わくも含めて、全て地元産の檜を使用したというこだわりもある。
「正直リフォームでここまでできると思わなかった」と大満足の様子と、終始笑顔で取材に答えてくれたKさん夫婦が、とても印象的だった。
(K様邸は、開口部(サッシ)、エアコン、蓄熱式暖房機を省エネ住宅として “NEDO”に申請致しました。)
水廻りも一新。機能的に使いやすくなったキッチン。
(左)キッチンからは以前のままの景色が 見える。
(右)広々としたゆとりのある玄関。